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4次元宇宙シアター・海の魚と川の魚の共存

2月7日、岡山理科大学に行きました。
 正門ゲートに集合したあと、生物地球学科へ移動。
 この学科の実験室で、福田先生による「4次元宇宙シアター」の体験授業が始まりました。皆、3Dメガネをかけ、部屋が暗くなると、「今から地球を飛び出してみます」と先生が話し始めました。「もし3Dで酔いそうになった人はメガネをしばらく外してください」と言われ、確かに、宇宙を飛んでいるような錯覚をしてしまうような映像でした。太陽系を見た後は、どんどん飛び出し、観測でわかっているという3000光年のところが見えてきました。「星の数ほど銀河があり、観測できない銀河もたくさんあります。濃密なところは、銀河が集まっているところです。想像上ですが、100億光年までの地図ができています」とみるみる大宇宙の果てまで来てしまいました。
 先生は、望遠鏡を見るのに、目ではなくコンピュータで見るということ、先生は特に、暗黒星雲の研究をされているということ、ハワイなど国外の望遠鏡をよく利用されているとのことでした。
 生物地球学部についての説明もありましたが、天文学だけでなく、地球・気象学、地理・考古学、動物・昆虫学、植物・園芸学等のコースがあり、特色として、フィールドワークを重視していて、自分の手で、足で、野外活動の時間をたっぷりとった研究活動をしていくということが印象的でした。

 次は、生物動物教育センターを見学しました。ここには、巨大な水槽がたくさんあり、バイオ・応用化学科の山本先生が開発された水で、マグロやフグなどを本格的に養殖し、出荷しているのです。全国ネットのテレビをはじめ、様々なマスコミで取り上げられ、有名になりましたが、おもしろいのは、この特別な水(好適環境水といいますが)では、海の魚と川の魚が共存できるということです。
 最後に、加計学園の50周年記念館を見学しました。展示の中に、創立者 加計 勉先生の足跡が紹介されていましたが、引率の先生によると、英数学館岡山校は、学園グループで、2番目にできた伝統ある学校であること、現存する学校としては最も古い学校であるということでした。駆け足でしたが、ここで、今回の体験授業が終了しました。