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玉野総合医療専門学校 介護福祉体験

2月12日(木) 玉野総合医療専門学校(=玉専)に伺い、介護福祉学科で体験授業を受けました。

 
岡山駅西口より、スークールバス(生徒41名)に乗せていただきました。

 

40分ほどで着きましたが、キャンパスが広大で、皆驚きました。

私たちは、家政実習室に集合しました。

 

はじめに、校長の高井先生より、お話がありました。

「高齢化社会(社会の25%)になり、益々必要な介護について、

きょうは、学科の先生による講義、体験学習を受けてもらいます。

その中で、いろいろな発見があると思いますが、

少しでも理解を深め、将来に役立ててください」

 

次に、スタッフの本庄氏より、資料が配られ、今日の予定、玉専のことについて、説明がありました。

玉専には、4学科あり(保健看護学科、介護福祉学科、理学療法学科、作業療法学科)、

多くの卒業生がプロのスペシャリストとして活躍されています。

午前中は、学科長の五嶋先生による「介護職の理解」というテーマの授業です。

 

介護福祉のさまざまな仕事、資格、

介護の基本、

相手を理解すること、相手への思いやりについて、講義がありました。

介護とは人の自立を支えることでもあるそうです。

 

先生は、リングや花を使って、何と手品を披露されたのですが、

人間の認知について、

そして、認知症について、

わかりやすく説明してくださったのでした。

また、別室に移動し、介護用の機器の見学もしましたが、

皆、真剣に説明を聞いていました。

昼の休憩を挟んで、午後は、松井先生の介護体験授業です。

 

今回は「聴覚障害のある人のコミュニケーションを疑似体験してみよう」と

サイレントトークという体験をすることになりました。

生徒は、小グループに分かれ、

前日の食事内容を、

声を出さずに、口の動きだけで、

相手に伝える、それを読み取るという作業をしました。

やり始めると、思った以上にうまくいきません。

生徒たちは、松井先生のアドバイスで、いろいろな工夫をし、

有効な方法が共有できるよう、まとめていきました。

先生は、聴覚障害の人とコミュニケーションをするとき、

大事なのは、お互いの、決してあきらめない気持ちだと話されていました。

今日は、人もキャンパスも明るい雰囲気の中、

有意義な体験学習になりました。

 

生徒の感想

 

「介護の印象は、ご飯を食べさせてあげたり、着替えを手伝ったりのイメージが強かったけど、思っていたよりいろいろなことをするのだと分かった。

また、できることは自分でできるだけする、というのはすごく印象に残った。

教室やトイレもきれいで、先生方の説明もわかりやすくとても勉強になった」

 

「なかなか介護のことを知らなかったので、とても貴重な経験をさせていただいたと思います。

身近にいる介護を必要としている人に、どのように介護をしたり、

どう接したらいいのかがとても気になっていたので、

今日の体験で、とても勉強になったことが多く、

もう一度見直すきっかけになってよかったです」

 

「とてもよい印象を持ちました。

専門学校というより、病院のイメージです。

実際に介護など体験を通して勉強していく学校なんだなあと思いました。

相手に対する思いやりや、

やさしい気持ちを持てるように勉強することはとても素敵だと思いました」

 

「聴覚障害の場合に伝える方法が自分の思った以上にたくさんあって勉強になった。

サイレント・トークは相手に伝えるのも、何かを考えるのも、ものすごく難しかった」

 

「介護職の大まかなことについて理解できた。

お年寄りの気持ちをよく考えながら接すること、

高齢者は何でもかんでもしてもらう訳にはいかなくて、できることできないことがあるのがわかった。

生活の支えや資本を作るのが介護福祉士の仕事だと思った。

キャンパスは、きれいな絵が飾られていたり、ステンドグラスがあったり外国みたいだと思った」

 

「聴覚障害者に対しての会話の仕方が筆談・手話・ジェスチャーくらいしか知らなかったが、

他にも、空書や口読という方法があるのを知って良かった。

何よりも相手に伝えること、相手からのメッセージを理解することを、あきらめないことが一番大切なのがわかった。

明るくておもしろい先生が多くて楽しかった。

ありがとうございました」

 

「サイレント・トークで、メッセージを受け取る側になったとき、

相手の口を見ながら相手の伝えたいことを理解するのはとても難しかったです。

相手への思いやりを改めて理解することができました」

 

「聴覚障害者の不便なところをしっかり理解できました。

次からどうしてあげればいいのかを追求しながら触れ合っていきます」

 

「口の動きだけで伝える、理解するのは初めってやったが、とてもむずかしかった。

なかなか相手の言っていることがわからないし、

相手に伝えようと思ってもわかってもらえないのは、とてももどかしく感じた。

聴覚障害について少しではあるが、理解できたように思う」

 

「先生方のお話を聞くのは、とても興味深く、楽しかった。

介護福祉について、興味は前からあったが、

体験してみて初めてわかることも多く、今回参加してよかったと思った」