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スパコン 「京」

 11月22日、世界屈指の速さを誇るスーパーコンピュータ「京」(つい最近まで世界一)を見学するため、理化学研究所の計算科学研究機構(神戸)に行ってきました。

 

 神戸の人工島にあるのですが、最新の立派な建物です。厳しいチェックを受けて、中に入ると、壁に大きな「京」の字が見えてきました。6階へ上がり、開発者の方から、コンピュータ「京」についての説明が始まりました。途中、メイキングビデオも上映されました。「京」は1秒間に1京回の計算速度を世界で初めて突破し、創薬、医療、防災、地球変動の予測、宇宙の起源、新しい物質の発見、あのiPS細胞の研究など、様々な分野での活躍が期待されているそうです。

 

 「京」は、どこで見学するのかなと思っていると、目の前のカーテンが上がり始めました。
すると透明なガラス越しに、無数の大きな筐体が現れてきました。それらはワインレッドに塗られ、「京」と書かれています。これが「京」で、柱のない広さ3000平方メートルの部屋に、864台が20万本のケーブルでつながれているそうです。こんなコンピュータを見るのは、皆、生まれて初めてです。

 

 「京」について質疑応答後、写真を撮ってもいいと許可が出て、しばらく撮影タイム。ディズニーランドやユニバーサルスタジオ、あるいは東京スカイツリーに来たわけではないのに、目の前のものが、何か凄いもののように思えてきて、思わず見入ってしまいました。

 今回は、日本の誇る最先端技術の粋を集めたスーパーコンピュータ「京」を見て、日本の最先端技術を結集したものが、どのようなもので、何を担っているのか、どのように使われるのか、また、開発者、技術者の方の、どのような苦労があって、完成したのか、等、学習させていただきました。

 

 生徒たちは、「スタッフの方、開発者の方が、「京」について、とても親切に、わかりやすく説明してくださったので、本当によかった。人間の力の凄さを痛感した」と感想を述べていました。あと、来館記念に、京のオリジナル消しゴムをいただきました。

 せっかく神戸に来ましたので、マリンピア神戸、北野異人館街も散策しました。